最後に蛍を狩る少年
Song & Movie: yunoLv3
Illustration: sugiya (Twitter)
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mp3: https://piapro.jp/t/BIAQ
inst: https://piapro.jp/t/KDLv
蛍の向かう彼方 鈴鳴りのような横顔
肩並べ酔い語り 澄んだ日暮の夕泣き

傷も涙も幸せも全部 赤青黄色に喩えて
空っぽでも散ってもいい 今咲いてくれ

同じ速さで歳を取って この夏へ帰りたいね
音無し川へ靴飛ばして 思い出の占いを


守り切れなかった夢の跡 無人の駅で泣いていた人
辿りついた夏の果て 忘却を恐れないで

そっちの空は任せたよ だからこっちの空は任せとけ
濡れた髪と涼しい夜 もう祈れない

喜怒哀楽の臨界で 弓弦を夏に鳴らせ
記憶だけが玉響に溶けた 線香花火
同じ光に照らされて 違うこと知りたくて
嗚呼 さよならの意味で 名前を唇でなぞる


同じ速さで歳を取って この夏へ帰りたくて
明日晴れるように 足を向う見ずに 夜の中 振り上げた

同じ温度の手を離して この夏の息を止めて
さあ違う靴鳴らして いつかの分かれ道へ

きっと寂しくないぜ
そんな終わりもいいね。
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