科研費 若手研究 · 2024–2026

バーチャル環境の時空間的アーカイブの編集と追体験を通じた過去の再解釈手法の開発

バーチャル環境での体験を記録し、あとから編集したり別の視点で追体験したりすることで、過去の出来事の意味づけを変えられないか。さきがけの「過去の再解釈」の技術的な前身です。

いまJSTさきがけで取り組んでいる「過去の再解釈」には、技術的な前身があります。この科研費 若手研究がそれです。

アイデアはシンプルです。メタバースでの体験を、空間ごと・時間ごと丸ごと記録しておく。そして後日、その記録を編集したり、別の視点から追体験したりできるようにする。すると、当時は気づかなかった意味が見えてきたり、つらかった出来事を違う角度から捉え直せたりするのではないか——バーチャル環境を「編集できる過去のアーカイブ」として使い、過去の再解釈を支える手法を開発しています。

あわせて、東京大学情報学環のスタートアップファンドで「エスノグラフィーを支援するAI基盤」の構築も始めました。インタビューやフィールドノートの質的分析は、豊かだけれど途方もなく時間のかかる営みです。その厚みを損なわずに、AIが研究者の相棒になれるか。質的研究者としての自分自身が、最初のユーザーです。