Naemura Lab · HCI

PlayBranch

遊び心に火をつける

ゲーム実況動画を観ていて「自分ならこうするのに」と思った瞬間、その場面からプレイを引き継げたら。観ることと遊ぶことの境界を溶かすシステムです。

ゲーム実況動画を観ていて、「あー、自分ならここでこうするのに!」と画面に向かって言いたくなったことはないでしょうか。PlayBranchは、その瞬間に応えるシステムです。実況動画を観ている途中、気になった場面でボタンを押すと、まさにそのゲームの状態からプレイを引き継いで、自分で遊びはじめることができます。

背景

「観る」と「遊ぶ」は、これまで別々の体験でした。実況文化はゲームを観るものに変えましたが、観ているうちに疼きだす「自分でやってみたい」という遊び心には、ダウンロードや起動やセーブデータという長い道のりが立ちはだかります。この道のりを一瞬に縮めれば、遊び心が冷める前に火をつけられるはずです。

リサーチクエスチョン

実況動画の任意の場面から、ゲームの状態ごとプレイを引き継げるようになったとき、「観る」体験と「遊ぶ」体験の関係はどう変わるか。

研究の方法

動画のタイムラインから枝分かれ(ブランチ)するように、誰もがその場面の状態から自分のプレイを始められるシステムを実装しました——名前の由来です。プロトタイプはWebアプリ版へと発展させ、学会でのデモ発表や東京ゲームショウ2025への出展を通じて、幅広い来場者の利用を観察しています。

わかったこと

展示ブースでは、子どもも大人も「観ていたゲーム」にそのまま吸い込まれていきました。動画の一時停止が、そのまま遊びの入り口になる。遊びは、人が何かを始めるときの最初のエンジンです。その火種を絶やさないインターフェースの設計を、このシステムを土台に探っています。