CHI 2026

非ヒト型アバターの自己表現

「人間ではない」姿で生きるということ

「人間ではない」ことを自認するアバターで、なぜ・どのようにソーシャルVRを生きるのか。そうしたプレイヤーたちへのインタビューから、その自己表現の実践を描きました。

ソーシャルVRのプレイヤーの中には、自分を「人間ではない」と自認するアバターで生きることを選ぶ人たちがいます。その自己表現は、何のために、どのように実践されているのでしょうか。

背景

アバターによる自己表現の研究の多くは、現実の自分に近いアバターや、性別・年齢といった属性の変化に注目してきました。一方で、「人間ではない」ことそのものを自認し表現するアバター実践は、まだ十分に描かれていません。

リサーチクエスチョン

ソーシャルVRのプレイヤーは、なぜ、そしてどのように「非ヒト」を自認するアバターを通じた自己表現を実践しているか。

研究の方法

「非ヒト」を自認するアバターを使用するソーシャルVRプレイヤーを対象に、インタビュー調査を実施しました。

わかったこと

「人間ではない」姿を選ぶことは、単なる見た目の変更ではなく、既存の人間らしさの規範から離れた自己表現の実践として機能していることが示されました。この知見は、メタバースにおけるアイデンティティ表現の幅を考えるうえで、ソーシャルVRの交友関係研究(Friendship in the Metaverse)と対をなす知見になっています。