JST Moonshot R&D Program, Goal 1 · 2020–

Development of Cybernetic Avatar Technologies and Social Infrastructure that Generate Embodied Co-creation

Cybernetic avatars let anyone take part in social activities beyond bodily constraints. I study what this technology brings to people's minds and lives, in real-world settings including the Avatar Robot Cafe (DAWN ver.β).

(English version in preparation — Japanese text below.)

「サイバネティック・アバター」は、ロボットやバーチャルアバター、遠隔技術を組み合わせて、身体・時間・場所の制約から人を解き放つ身体拡張技術の総称です。JSTムーンショット型研究開発事業の目標1「2050年、人が身体の制約を超えて自在に社会参加できる社会」を掲げるプロジェクトの一つ「Cybernetic Being」(PM: 南澤孝太教授・慶應義塾大学)に、僕は2020年から、鳴海拓志先生のチームの一員として参加してきました。

技術開発が主役のプロジェクトの中で、僕の持ち場は一貫して「人の側」です。アバターという新しい身体を得たとき、人の心には何が起こるのか。自己効力感は、アイデンティティは、人生の見通しは、どう変わるのか。この問いを、実験室の統制された実験と、現場に通い続ける質的調査の両輪で追いかけています。

中核の現場は、外出困難な人たちがロボット「OriHime」を遠隔操作して働く「分身ロボットカフェ DAWN ver.β」です。2020年から通い続け、バーチャルアバター導入の長期実験(CHI 2024)や、カフェの実証実験群を体系化した実践論文(電気科学技術奨励賞)に結実しました。パイロットの人生経験をメタバース空間として共創する「人生経験交換メタバース」も、この土壌から芽を出しています。

身体を拡張する技術は、単に「できること」を増やす道具ではありません。それは「自分は何者か」「これからどう生きるか」という物語を書き換える力を持っています。その力を、当事者と一緒に、良い方向へ育てていくこと。それがこのプロジェクトでの僕の仕事です。