ACM DIS 2026
Timelines and Topographies
Reinterpreting Interfaces Through the Lens of Attention
Some interfaces can be used without thinking, while others are exhausting — where does the difference come from? We proposed a conceptual framework that reinterprets interfaces from the standpoint of human attention.
(English version in preparation — Japanese text below.)
あるインターフェースは何も考えずに直感的に使えるのに、別のインターフェースは同じような操作なのにひどく疲れる——この違いはどこから来るのでしょうか。この研究は、その答えを「人間の注意(attention)」という観点から捉え直す概念枠組みを提案します。
背景
インターフェースデザインの良し悪しは、しばしば見た目の美しさや操作の慣習で語られます。しかし、SNSのフィードのように情報を時系列に流し込む設計と、フォルダ階層やキャンバスUIのように構造をそのまま空間的に提示する設計とでは、ユーザーに要求される「注意の制御」のコストが本質的に異なるのではないか、という問いから出発しています。
リサーチクエスチョン
インターフェースを人間の注意制御という観点から捉え直したとき、どのような概念枠組みでその設計を整理・分析できるか。
研究の方法
情報をシステム側が直線的に順序付けて提示し、注意制御の認知的コストをシステムに肩代わりさせる「Timelines(時系列)」と、システムの構造的な関係をそのままユーザーに提示する「Topographies(地勢)」という2つの様式を理論的に整理。この枠組みを、古典的なデスクトップのメタファーから、SlackやNotionのような現代のパーソナル情報管理ツールまで、幅広いインターフェースの分析に適用しました。
わかったこと
TimelinesとTopographiesという2つの様式によって、多様なインターフェースの注意コストを統一的に分析できることを示しました。さらに、大規模言語モデル(LLM)が、複雑なTopographies的構造を対話的なTimelines的形式に変換する「双方向の翻訳者」として機能しうることを指摘し、LLMを活用したインターフェース設計への新しい視座を提示しています。