ACM DIS 2026
Async Party
Asynchronous Toasts That Spark Chance Encounters
“Async Party” records the moment of a toast on video and shares it asynchronously on Slack. Three months of real-world deployment showed that the chance encounters of happening to be there were themselves experienced as socially meaningful moments.
(English version in preparation — Japanese text below.)
職場の忘年会や乾杯の儀式は、同じ時間・同じ場所に集まることを前提にしてきました。分散して働くチームで、その儀式をどう成り立たせるか——「じわじわ忘年会(Async Party)」は、乾杯の瞬間を動画に撮り、非同期でゆっくり共有していくことでこの問いに答えようとする試みです。
背景
飲み会のような社会的儀式は、通常「その場に全員がそろうこと」を前提に設計されています。しかしリモートワークや分散チームの広がりの中で、全員の予定を揃えることは難しくなっています。物理的なきっかけ(乾杯)とデジタルな共有を組み合わせることで、非同期性を逆手に取った新しい社会的儀式を設計できないか、というのがこの研究の出発点です。
リサーチクエスチョン
乾杯の動画を非同期に共有する仕組みは、職場における自然発生的な対面の出会いや、参加者どうしの社会的なつながりをどのように生み出すか。
研究の方法
参加者は乾杯の短い動画を撮影し、近くの同僚に撮影を頼むというルールのもとで、専用のSlackチャンネルに投稿します。動画は時系列に並んだタイムラインとして表示されます。このAsync Partyという仕組みを3か月間、実際の職場でフィールド展開しました。
わかったこと
撮影のルール自体は、動画を撮る瞬間に対面での交流が生まれるように設計されたものでしたが、実際にはその出会い自体が、単なる撮影の手段を超えて、参加者にとって社会的に意味のある瞬間として経験されていることがわかりました。非同期性を制約ではなく資源として活用することで、分散した働き方の中でも社会的なつながりを育める可能性が示されました。